家族が借金をした時の話

私の父が事業に失敗し、多額の借金を背負ってしまいました。さらに悪いことには、父はそれがきっかけでギャンブルにはまり、借金は雪だるま式に増えていきました。父の考えでは、ギャンブルで大穴当てれば全てチャラになるということらしかったのですが、現実は真逆でした。最初は銀行ローンのようなところで借りていた借金もやがて返済が滞り、借金のために闇金のようなところで借金をしさらに借金が増えるという悪循環で、それが実際に明るみに出るまで母はそのことを知らなかったようです。父は会社に行かないことも借金を重ねていたこともギャンブルにハマっていたことも母に全て隠していたからです。母は最初は自分で解決するべく父に借金もギャンブルも辞めるよう話し合いをしていましたが喧嘩になることが多く、それでやけを起こした父はギャンブルに逃げ込むという子供じみた連鎖が起きていました。当然我が家の生活は借金まみれでめちゃくちゃになり、結局父の親戚が仲裁に入り、まず離婚を母に勧めました。母は幼い子供を2人抱えていたので、最初は戸惑ったようですが父の借金を毋と私たちに被せないようにしてくれた親戚の思いを汲んで離婚しました。父の借金は、親戚達によって清算され、破産手続きを取られたようです。その後も父はあまり働くということもせず、母に借金の申し出をすると同時に子供の私たちに会わせてほしいと言ってきたようでしたが母は許さず、手切れ金がわりに40万ほど渡して連絡を絶ったようです。母も離婚当初はお金がなく、母型の親戚にはお金を借りようにも断られ苦労をしたようでしたが、生活保護を受けたり、母子寮に入ったり、職を紹介してもらったりして今は普通の暮らしが出来ています。

 

 

北九州市で債務整理に強い弁護士事務所