私は20代の頃、ギャンブルやクレジットカードと消費者金融からの借入で合計150万円以上の借金を抱えることになりました。きっかけは、収入以上の生活を続けたことでした。クレジットカードでの買い物、友人との飲み会、旅行費用など、すべて後払いで済ませていました。最初は少額だった借金も、利息が重なり、気づけば返済が追いつかない状況に陥っていました。
解決のためにまず行ったのは、借金の総額を把握することでした。どこから、いくら借りているのか、利息はいくらかを一覧にしました。そして、弁護士に相談し、債務整理という選択を取りました。任意整理により、将来的な利息のカットと月々の返済額の見直しが可能となり、なんとか完済への道筋が見えてきました。借金を抱えていた頃は、毎日が不安と後悔の連続でした。電話が鳴るだけで心臓がドキッとし、ポストを開けるのが怖くなるほどでした。仕事にも集中できず、プライベートでも笑えない日々。家族や友人には言えず、一人で抱え込んでいたのが一番辛かったです。
転機が訪れたのは、意を決して無料の法律相談を利用した時でした。弁護士の方が親身に話を聞いてくれて、「あなた一人だけじゃない」と言ってくれたのが本当に救いでした。それから任意整理の手続きを進め、返済計画を立て直しました。毎月の支払い額が現実的なものになり、少しずつ生活にも余裕が戻ってきました。
完済までには数年かかりましたが、借金がゼロになった瞬間は言葉にできないほどの達成感がありました。今ではキャッシュでの生活を心がけ、クレジットカードも極力使いません。借金を通じて学んだのは、お金との正しい付き合い方と、困った時には一人で悩まず相談することの大切さでした。
借金150万円からの再出発
