あれから15年

私の友人の話です。私達は今から13年前にインターネットで知り合い現在も良い友人としてお付き合いしています。当時私は22歳のOLで彼女も19歳と若かったです。インターネットを介して知り合ったので仲良くなるまでには相当な時間がかかりましたが、長い年月をかけてお互いのことをたくさん話しました。私は家庭環境があまり良くなく仕事もうまくいかない日々を嘆き、彼女は若いながら既に結婚しており、旦那さんとの馴れ初めやそれまでの経緯を話してくれました。彼女は旦那さんと入籍前に生活苦から消費者金融から50万を借り入れたそうです。結婚したあとも当分子供を作らずにいた理由が「借金を返し終わってから」というものでした。私自身借金の経験がないため、深くは聞けずただただ聞くしかありませんでした。それから何年か過ぎ、彼女は無事子供を出産しました。ということは借金もうまく返せたのだと思い、「借金返済し終わったんだね。」と聞くと「ううん、むしろ膨れ上がってるよ。」と言い、かなりびっくりしました。利子が増えその当時で100万近い金額になっていると教えてもらいました。借金が恐ろしいこと、それでも子供も産むことにした話をたくさん話しました。そらに時は流れて、私たちが知り合って10年以上経過した今、子供もお互い小学校へ入学しましたが、彼女は今も借金を払い続けています。月に25000円ずつ。その金額が減ろうか減るまいがずっとこの金額は借金用として確保していくと話しています。それ以上は怖くて聞けませんでしたが、今も借金の金額は膨れあがっているのだと感じました。お金を返す難しさ、怖さを知りました。